最期のとき

祖父の生命が燃え尽きようとしているようだ。
田舎から一人で出てきて、結婚し早くに妻を失い、おじと母親を一人で育て、晩年はたくさんの孫に囲まれて過ごした。

今は自分の顔を見ても、分からなくなってしまったが、小学生のころ、草鞋の編みかたを教わったのは良い思いでだ。
自分は離れた場所なので、もう確実に会えないが素晴らしい人柄だったし、辛かったことも多々あっただろうが、素敵な人生だったように思う。

あっちの世界で祖母に会えると良いね。
あっちの世界から母親やおじをを守ってあげてね。
本当にお疲れさま。どうもありがとう...