感謝

 

地元を歩いていたら小学校時代の恩師に会った。

この先生は自分にとっての神様といっても過言ではない。こんな人になりたい、って心の底から尊敬し、あこがれ、この先生に会うだけで優しい気持になれる。今日もそうだった。先生は車に乗っていたが、自分を見つけたら車を止めてくれた。

 

 

何がすごいって、本当に優しいんだ。生徒というか、人を見るまなざしが優しい、柔らかい、愛に満ちている。だから、先生から出てくる言葉もどれも優しいし、愛に満ちてる。だからと言って嘘も言わないし、保護者に媚もしない。

お世辞にも美人ではない(失礼)し、身体は縦にも横にも大きめ(^_^;)でも頭の回転が速くて、人気も実力も全部兼ね備えているけれど、本人は偉そうなオーラとか、先生の威圧的な感じとか一切出さずに、子供想いの優しいおばあちゃんっていうオーラをひたすら放ち続ける。

 

だからこの先生は子供を怒らないでもしっかり教育できる。

小学校の自分たちが、先生を悲しませるようなことはできないって、思わせられるような先生。これって教育のある種の理想形。

仕事先でずっと抱えていた違和感は、この先生のことを知っているからなんだって気づく。少しというか、結構悲しかった。

 

本当に優しい、人に好かれる、どこ行ってもやって行ける。

先生がおっしゃってくれた言葉。

自分のことを優しいと思わないし、基本的に好きではないけれど、先生の言うことなら本当かもって思える。

 

年賀状を出したが先生からは来ず心配していたが、やはり体調不良だったようだ。

今日お会いしたときは元気そうではあったが、まだ完全ではないのかなって思った。

長生きしてもらってまたいつかゆっくりお話ししたい。本当に。

 

先生に会って、今日はとても温かい気持になった一日だった。

どうか先生、お元気でお過ごしください。