初期化の重要性

 

さださんの近年のテーマは初期化(イニシャライズ)だったと仰っていた。

最初に戻ることだけでなく、意識して戻すこと、最初を思い出すこと、最初のようにやってみること。最初には、多くの事ヒントというか、秘訣に近いものがちりばめられている気がした。

 

今日久々に下の学年にテスト対策をしたのだが、面白かった。

物理的に小さくてかわいいし、前に授業やっていてその印象が良かったせいか、久々の自分の授業を楽しみにしてくれていて心底嬉しかった。

始まる前、テ対独特の、ここからが範囲なのか不安で仕方ない感満載だった(今年は受け持ちの学年じゃない所も多いし、自分でノートのコピー等しないから余計に)がやってみたら本当に楽しかった。アンケートにももっと授業をやっていたいくらい楽しかったって、書いてあり本当に講師冥利に尽きる。

 

面白さ、点数だけでなく、この科目を苦手にしてる子に、なんとか方向性だけでも示せるような授業をしていきたい。

 

 

下の学年に授業したことと、写真を整理していて思ったのだが、メインで担当している学年が随分と大きくなったなぁって思った。

2年前はやっぱり小さくて、でも本当に授業によく頑張ってついてきてくれて。

 

自分の授業は下手で、でも何とかこの子たちのためにうまくなりたいって思って必死だった。さっき思い出したが、授業うまくいかなくて悔しくて、朝の4時くらいまで引きずったことも何度もあった。

 

はっとしたのは今年度そういうことがあまりなかったこと。

どこかで自分の授業ははこんなものって諦めもあっただろうし、生徒のせいにしたことも何度かはあったのではないかって…

でも、授業そのものが上達したのも相当あるだろうし、切り替えがうまくなったのもあると思う。

 

大事なのは、そうやって悔しい思いをしたことを忘れないことだと思う。

 

どんな場面でも、時々は最初のころの気持ちに戻ってその時の喜びも悔しさも全部大事にしていきたいって、心の底から思えたのが今日一日の収穫。

 

メインの学年はあと4回授業したら本番。嬉しさも寂しさも絶賛拡大中。

とりあえず4回にすべてをぶつけよう。