いよいよ
最終授業。3年間やってきて明日が最後。
最初は二つの科目を担当していたので、子によっては週に5回も自分の授業を受けた。
好きな子は嬉しかっただろうけど、嫌いな子にはたまらなかっただろうな(笑)
この年は慣れるので精いっぱいだったし、大変だったけれど学ぶことが多かった。
講師間の仲が一番良くて、そういう意味では3年間で一番楽しかった。
2年目からは一科目中心で、時々2科目教えた。この年が授業的には一番楽しかったかな。自分も盛 り上げ方が分かってきたし、慣れてきたし。
学年ごとの考え方は・・・
かわいさの1年、楽しさの2年、やりがいの3年、っていうのが3年間やってつかんだこと。
1年生は物理的に小さくてかわいいし、素直。
2年生は思春期に入ってきて難しさもあるけれど、話が通じてくるから面白い。
3年生は、入試を意識するから、難しい。モチベーションだけでなく、体調、家庭環境、学校環境すべてに気を配らなくてはいけない。その分やりがいはあるし、肉体的にも精神的にも逞しくなっていく過程を見れるのは最高。
閑話休題。
3年目の今年はもっと楽できるかと思ったけれど、意外にしんどかった。
いろいろあったし、こんなに受験って大変なんだなって。
でも生徒が一番成長するのはやっぱり3年で、特に12月入ってからの逞しさは感動もの。考え方も随分身についたし、時間もかからなくなった。
ここ最近、特に上のクラスで授業すると、覚えることはよく覚えているし、考え方も身についてるから、俺もういらないなって思う。もちろんいい意味で。現実的に、この後教えることは不可能なわけだから。
下のクラスも頑張った。不満がないといえば嘘だけど、3年生になって入ってきた子が特によく頑張った。担当科目が苦手な子ばっかりだったのに、くらいついてきたもんね。実際点数も上がったし。
今言えるのは、彼ら彼女らは本当に成長してくれた。
その成長が本当にうれしい。自信を持ってほしい。よく頑張った。
そしてそんな彼ら彼女らと、一緒に成長させてもらえて感謝。
胸張って、自信持って本番に臨んでほしい。君たちは自慢の生徒。