新しい旅

少し前の話になるが、決まった先の懇親会だった。
本社には初めて行ったが、就活中に誰もが憧れる東京のオフィスって感じで、びっくりだった。いつか、ここでバリバリ働きたい。

同期も良さそうな人が多かったし、何となく自分の力もしっかり発揮できそうな感じで、ここにして良かったって思う。

課題をやるために、一度グループで集まらないといけないかもしれないのは気が重いが、このくらいの試練は乗り越えないとね。

会が終わって感じたのは、ようやく自分の人生がはじまる、ってこと。正直、浪人して大学に入ったこの4年ちょっとは、親父に金で人生をつないでもらったような気がしてた。申し訳なさと情けなさと、ありがたいなって気持ちと...結構複雑だった。あまり親父の言うことも聞かなかったし。

同期の交流の場もできて、この会社、このメンバーに入れてもらえたんだって思うと、すごく嬉しかったし、この4年ちょっとが少しだけ報われたような、許されたような気がした。

自分と最後に面接してくれた方にも声をかけて頂いて、改めて期待してくれてるようなので、応えたい気持ちも改めて持った。この気持ちに関しては、ずっと忘れずにいたい。

来年から本当に自分次第でどうにでもなる。今までもそうだったけど、親っていう圧倒的なサポートと後ろ楯があったわけで。
感謝しつつ、思いっきりやりたい。