おめでとう!・・・この経験を糧にして・・・

 

今年も多くの子が合格して本当に嬉しい!

心からのおめでとう、そして本当によく頑張った。

この経験を自信にしてどうか次のステージでも頑張ってほしい。

次のステージでの頑張り方とか、成功するヒントのようなものは掴んだはずなので、ものにしてほしい。

 

しかし、例年以上の不合格者も出たのも事実。

不合格通知をもらって、自分のところに来て「先生、ごめんなさい」と言ってしばらく泣いた子供のことは一生忘れない。頑張っていただけになんとか・・・と思っていたが…あんまり悔しさを表す子ではないし、正直…多少予想もしていたはずで、泣くのは予想外だった。

合格への思いが強かっただけに、自分の顔を見ていろんなことを思い出したのかなって思う。3年間成績的に調子の悪い時が多かったが、一緒に頑張ったもんね。

ごめんなさいって思いは、むしろ自分が感じてる。3年間サボっていたわけではないし、むしろ頑張っていたのに、「バランス」を言い訳にして全然力になれなかった…この子に関してはひたすら自分の力不足を申し訳なく思う。

 

考えてみると、3年間の短い間に意外に発表時に不合格者を見てきた。

最初の年は、中学の恩師に会場で会って、話し込んでラッキーだった記憶が残ってる。自校舎の生徒は、ピンチだった子も合格して自分は勝利の女神(^_^;)って言われたっけ。ただ、その会場で不合格だった生徒がその場で泣き崩れて、半ば錯乱状態というか、泣き叫んでいたのを鮮明に覚えている。心と身体の成長期真っ只中に、不合格というのはあまりにも鮮烈なはずで、自分自身の大学の不合格通知を見たときのなんとも言えない感情を思い出した。そんな思いは自分の生徒にはにさせまいって誓った。

 

次の年は、自校舎の生徒にまさかの無視されるっていう悲しい事件があった。

でも、厳しいかと思われた子が合格してホントに嬉しかったのと、不合格だった子が、同じく不合格の子を慰めているのを見て、その子を誇らしく思った。(そんな子だけに、受からせてあげたかった…今でも切実に思う…あと少し早く来てたら…そんなこと分からないんだけども…)

 

改めて考えると今年の子も含めて、かなり頑張っていたけれど、結果が残念だったって子が多いことに気付く。

 

では、この子たちの頑張りは無駄だったのか?

いや、決してそんなことはないと思う。

勝敗はいつも紙一重のところで決まる。

 

受験勉強っていう、おそらくいままでの人生の中で一番苦しく、一番真面目に取り組んだそのことに、必ず意味がある。結果には結びつかなかったが、何かを必ずつかんでいるはず。

自分がどこまで勉強すれば満足できるのか、逆にどこまでやらなきゃ満足できないのか。自分の勉強の仕方、周りの人間との違い、案外周りの大人が頼りになるってこと、頭の回転の速さ、得意不得意。すべて自分の経験になる。

 

『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』ってよく言ったもんで、この受験勉強で得た経験を糧にして、敗因をしっかり分析してもう一度頑張れば今度こそきっといい結果が得られるのではないか。しかも、敗れた人の気持ちもわかるから、人間的にも大きくなっているはず。ピンチがチャンスって、一つはそういうことのはず。

 

これは、合格者不合格者両方に言えることでもあって、敗因や勝因をしっかり分析してこの経験を糧にしてほしいなって今日強く思った。

次にチャレンジするときは、もうゼロじゃない。

ただ、ゼロにカウントしてしまうことも簡単なのが怖さ。

もっと強くなれるはず!まだ人生始まったばかりだもの。

 

そして最後に、合格者!受かったのに肩身狭い思いさせて申し訳ない!

どうか、思いっきり喜んで!

 

不合格者!胸を張れ!

次がある。また必ず勝負かけよう!

 

相変わらずのまとまりのない文書だが、あくまで忘備録として・・・